DRISS
ドリルジャンボやボーリングマシンなど、従来の汎⽤機械に設置するだけで穿孔状況をデータ化。データ解析も簡単で、総合的な地⼭性状の評価や岩盤強度の推定が可能です。
DRISSの概要
NETIS
平成26年度 準推奨技術
(新技術活⽤システム検討会議(国⼟交通省))
実績
〇国内:300件以上
〇海外:韓国‧⾹港‧台湾‧マレーシア‧シンガポール等(英語版ソフト対応)
DRISSの特徴
国内で使用される、ほぼ全ての油圧削岩機に搭載
現在まで、ドリルジャンボでは古河ロックドリル社製、アトラスコプコ社製、サンドビック社製(タムロック、東洋含む)の3社、ボーリングマシンでは鉱研⼯業社製の油圧削岩機に搭載実績があります。もし、実績のない油圧削岩機(新型油圧削岩機)などで探査を望まれる場合でも、削岩機の能⼒特性から穿孔エネルギーを算出しますので、ほぼ全ての油圧削岩機に対応が可能です。(※油圧削岩機の資料や情報によっては対応できない場合があります。必ずお問合せください)
ドリルジャンボ以外にも搭載可能
油圧削岩機が搭載されている穿孔機械(装置)であれば、ドリルジャンボ以外にも搭載可能です。⽔平ボーリングマシン(⼟⽊⼯事全般)、TBM搭載型ボーリングマシン(TBM‧シールドマシン)、クローラドリル(ダム⼯事等)にも実績があります。
単発での探査にも対応可能
ポータブルタイプの探査装置を⽤意しています。1⽇で設置〜探査〜⽚付けが可能です。
探査⽅法が簡単
⼀般的にさぐり削孔と呼ばれる探査⽅法とほぼ同じ⽅法で探査可能です。最初に油圧条件等を決める必要がありますが、難しい操作ではないので、探査専⽤のオペレータを必要としません。探査装置はタッチパネル⽅式で分かりやすく、データはSDカードへ保存されます。
データ解析も簡単、しかも速い
SDカードに保存された計測データをDRISS専⽤ソフトがインストールされたパソコンに移して解析します。DRISS専⽤ソフトは解析しやすい⼯夫がされていますので、計測データはすぐにグラフ化されます。そこに⽬視情報を記載して報告書が完成します。
他の資料への転⽤が可能
解析後の報告書はイラストとしてExcelやWordなどに貼り付けることができます。またグラフ化された解析データはCSVファイルで保存することも可能ですので、独自の評価シートの作成や研究資料として使用できます。
豊富な実績
300件を超える豊富な実績があります。また関係論⽂も数多く発表されていますので、地⼭性状の評価に参考となる資料が多くあります。
技術概要
探査方式 | 油圧削岩機によるノンコアボーリング |
探査距離 | 30~50m区間(ドリルジャンによる標準探査距離) |
計測時間 | 1.5~2時間程度 |
解析時間 | 1.5時間程度(速報は0.5時間程度) |
ドリルジャンボによる探査イメージ
地山評価パラメータ
穿孔速度 | 削岩機により掘り進む(穿孔)速度 速いほどより脆弱な層があると判断できる |
穿孔エネルギー | 単位体積当りの岩盤を穿孔するのに要するエネルギー量 多くのエネルギー量を必要とするほどより硬質な岩盤と予想される |
ダンピング圧(穿孔反力) | 穿孔時に岩盤から削岩機に伝わる反力 シュミットロックハンマーによる反発値に近いもの 計測の可否は削岩機の形式に依存 |
回転圧 | 穿孔時の油圧モータの作動圧力 脆弱層や粘度層の有無の評価に適用。孔曲がり状況の推定指標にもなる |
目視情報 | くり粉の性状、湧水量等の評価に適用 |
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